四季報プロの袋とじ銘柄がエグかった!

四季報プロの新春号が12月15日に発売になりました。

この新春号にはお年玉企画として袋とじがあります。

ここにお宝8銘柄があります。

わざわざ四季報が袋とじにして隠す銘柄ってことはきっとパフォーマンスがいいのではないかと思い去年の四季報の袋とじのパフォーマンスがどうだったのか確認します。

袋とじ銘柄

袋とじには2種類あり、上方修正が高い銘柄と5年間の平均増収率の高い銘柄が各4銘柄挙げられています

2020年11月27日の株価が四季報に記載されているのでその1年後の2021年11月26日の株価変化見ます

上方修正銘柄

デサント(8114)

株価1834円 → 4600円(50%)

業績売上高営業利益経常利益純利益
21.3 会社予想101,0005005505,000
 四季報予測101,0001,5001,5505,700
    実績96,862-1,806-5845039
22.3 会社予測103,0003,100
→4,250
4,300
→6,800
3,000
→6,200
 四季報予測118,0006,0006,2003,800

21年の会社予想から上振れはなくむしろ下方修正がされています。

それでも年初来安値は1683円と下落率は8%と下方修正も折込済みだったのかあまり下がっていません

今期は上方修正が2回でており韓国での売上が好調とのこと(1回は本社事業所売却のため)

年初来高値は5120円と約180%上昇しています。

四季報予想はかなり高い予想をしていますが、この上昇を見るとお年玉銘柄といえたのではないでしょうか

SERIOホールディングス(6567)

株価1148円 → 584円(ー49%)

業績売上高営業利益経常利益純利益
21.5 会社予想8,000280279181
 四季報予測8,100350350220
    実績8,218337344223
22.5 会社予測9,000275270175
 四季報予測8,900450450290

こちらは四季報予想に近い数字を叩き出しながらも今期の営業益は下がってしまう予想になっています

このことから通期見通しが悪いから売られてかと思ったのですが年初来高値は1400円の1/4が最高でそこからずーーっと下げています

これはダメな銘柄でしょう

オールアバウト(2454)

株価981円 → 702円(ー28%)

業績売上高営業利益経常利益純利益
21.3 会社予想17,000720720450
 四季報予測17,500800800480
    実績17,283909917500
22.3 会社予測15,9001,0001,000660
 四季報予測18,000820820490

こちらは四季報予想は超えてきている形ですが株価は冴えないです

売上高の減少を嫌気したのかもしれませんが全然上がっていません

業績からみるともう少し上がっても良さそうに見えます

デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)

株価1500円 → 1459円(ー2.7%)

業績売上高営業利益経常利益純利益
21.6 会社予想13,5801,3581,358942
 四季報予測13,8001,4501,4501,000
    実績14,4441,7221,7301,196
22.6 会社予測15,6001,9001,9001,318
 四季報予測14,2001,5001,5001,030

こちらは四季報予想はすべて超えてきています

株価はほぼ横ばいですが最近下落気味ですが1年間ほぼプラスで推移していました

お年玉銘柄とまでは言えませんが、お小遣い銘柄ぐらいとは言えるのではないでしょうか

連続増収銘柄

オークファン(3674)

株価2020円 →604 円(ー70%)

5期平均増収率30.9% 

今期営業増益率(四季報予想)23.1%

       (会社予想)-82.8%

最初株価を見たときに分割したかと思う下落率

この減収率からいくと株価の下落率も納得と言えるのでしょうか

テノ・ホールディングス(7037)

株価1460円 →604 円(ー58%)

5期平均増収率21.2% 

今期営業増益率(四季報予想)26.7%

       (会社予想)+1.3% →下方修正-29.2%

下方修正でマイナスになっていますがもともとの増益率も鈍化しています

株価も四季報記載時がほぼ高値になっています

エス・エム・エス(2175)

株価3760円 →4360 円(+14%)

5期平均増収率12.8% 

今期営業増益率(四季報予想)23.1%

       (会社予想)+13.4%

今期の増益率は予想からは落ちていますが平均は上回っています

このあたりから株価の上昇したと考えられるのではないでしょうか

タケエイ(2151)

上場廃止

リバーHDと経営統合したため上場廃止となっています

統合による株式移管が行われていますが増益率での判断ができないため今回は判断の対象外とします

まとめ

今回のお年玉銘柄の勝敗は2勝5敗1分の結果でした

今回調べて分かったことは2点

1.業績の上方修正を予想することは難しい

株価が上方修正しても素直に上がるかどうかは別物

特に四季報予想は多くの人の目につくので予想通りの結果でも出尽くしの判断されることが多いのではないかと感じました

2.連続増収でも株価が上がっていないと意味がない

増収していれば株価も上がるのが自然のながれかと思います

増収でも株価が上がっていないってことはそれが続いても反転することは難しいとわかりました

今回の袋とじも飛びついて買ってしまうと痛い目を見る可能性があるのではと感じました

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